「雪花の如く」掲載にあたり
今回、文聞亭笑一氏による「雪花の如く」を連載させていただきます。それに先立ち一言、ご挨拶とご紹介をさせていただきます。
NHKの今年の大河ドラマ「天地人」。いつもながら大河ドラマには引き込まれます。しかし、もっと深くて面白い見方があることに気がつきました。それは今回連載する「雪花の如く」です。この小説はあの山岡荘八氏作「徳川家康」に勝るとも劣らない作品だと思います。戦国の時代を近代、現代などのいろいろな時代と重ねあわせて描写する手法には感銘します。特に時代の谷間にスポットをあて、そこを推理するという手法は天下一品です。
「上杉謙信は卓越した海軍力を持っていたのではないか」とあの山本五十六大将を引き合いにだして類推したり、また、織田軍に大勝した手取川の戦(いくさ)の後、何故それ以上進攻しなかったかの謎を説き証すなど、目から鱗が落ちるような「読み」を展開しています。
これを読んでNHK大河ドラマ「天地人」を見れば、それこそ「天地人」を数倍深く、面白く見ることができます。
雪花の如く、この小説の題名ですが・・・これが謎めいているのです。雪花は「せっか」と読むのか、「ゆきばな」と読むのかは定かではありません。どちらも雪のひとひらが花の形のように見えることから「雪花」という表現ができたようです。したがって「雪花」とは「花のような雪」という意味なのでしょう。雪の多い越後を舞台にした小説ですから特に深い意味もないのかもしれません。しかし一方でこの題名「雪花の如し」と「如し」をつけることで、さらに『「雪のような花」のような』・・・などと考えていくと深みに引きずり込まれ、ますます興味が湧いてきます。
文聞亭の読み方も「ぶんぶんてい」とも読めるし、「もんもんてい」とも読める。しかし、そこにはこだわらないことにします。
なお、文聞亭さんは私の会社時代の大先輩です。ビジネス能力はすごい人だということは知れわたっていましたが、文筆家としての才能をお持ちだとはつゆほども知りませんでした。このHPでの掲載を契機に一流の時代小説作家の仲間入りを果たされますことを期待しています。
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